- 名前:うっちー
- 年齢:推定8歳以上
- 性別:♂
- 名前:しろ
- 年齢:推定10~15歳以上
- 性別:♂
氷見市で保護されて入所してきた、うっちーさんとしろさん。
うっちーさんたちは一見、年齢を感じさせませんが、たとえばしろさんの毛割れや、背中にふれた際に感じる肉の落ち方からすると、かなりの高齢かもしれません。
ペットフード協会の調査によれば、平成29年度の猫の平均寿命は15.33歳とされていますが、栄養のあるフードや清潔な水を毎日きちんと摂ることも難しく、事故や病気、虐待といった危険やストレスに晒され続ける野良猫の寿命は3年から5年程度と言われています。
野良猫を保護した際、歯や口内の状態から年齢を推定することがありますが、多くの歯がすでになく、高齢かと思っていた猫が実はまだ若かったということもあります。過酷な環境で生きざるをえない野良猫たちは、室内で暮らす猫よりも数倍の速さで年をとると言えるかもしれません。
うっちーさんたちがどのような暮らしをしてきたのか詳細はわかりませんが、これまでの路上生活の厳しさの跡が体のあちこちにみとめられるうっちーさんとしろさんが、このままホームレス状態でいるのはさすがに厳しいということで保護され、入所することになりました。
うっちーさんたちはいつも一緒にいたようで、猫舎でも仲よく、他の猫や人に一切、一度も威嚇したりしない温厚な猫たちです。
幾つかのハードルはありますが、いずれはうっちーさんたちも新しい家庭ですごせるようになってほしいと考えています。