「我が家のアイドル犬コンテスト」のご案内

9月24日(日曜日)に開催される本県の動物愛護フェスティバルで、「我が家のアイドル犬コンテスト」が開催されます。
http://www.pref.toyama.jp/sections/1207/doubutsuaigo/index.html

事前にご応募頂いた写真をフェスティバル会場に掲示し、来場者に投票して頂くもので、上位入賞した犬は、とやま動物愛護のウェブサイトに掲載されます。

また、今年のコンテストでは、応募頂いたすべての写真が、来年度の本県の狂犬病予防注射啓発ポスターに掲載されます。昨年のコンテストの結果、作製されたポスターはこちらです。
http://www.pref.toyama.jp/sections/1207/doubutsuaigo/activity/29/kyoukenposter.html

富山県の狂犬病予防注射接種率は、平成26年度で75.5パーセントで、近年は継続して低下傾向にあります。
狂犬病の流行・感染拡大を防ぐために必要な狂犬病予防注射の接種率は、世界保健機関のガイドラインによれば、70パーセントです。
日本国内の接種率は、平成26年度で71.6パーセントですが、未登録犬を含めると、約45パーセントにまで低下するとのことです。
http://www.pref.toyama.jp/sections/1207/doubutsuaigo/notebook/28/kyouken28.html

狂犬病の発症後の致死率はほぼ100パーセントで、世界では今もなお毎年、5~6万人近い死者が発生しています。

このウェブサイトにアクセスされる方や、この記事をお読みになっている方には当たり前の事柄かもしれませんが、狂犬病予防注射の接種率を見ると、必ずしもそうではないようにも思います。

狂犬病は過去の病ではなく、撲滅に向けて世界的な取り組みがなされている重要度の高い難題であり、狂犬病から私たちや犬、そして社会を守ることは、動物と暮らすものの責任です。

今回のコンテストは、狂犬病、人獣共通感染症に対し、私たちは何ができるか、何をすればよいのかを考えるよい機会であると思いますし、あまり動物愛護に関心をもたない人たちや、狂犬病とは無関係でいられると思っている人達にも、これらの事柄について考えるきっかけになればよいと考えています。

コンテスト応募の締切日は9月8日です。
コンテスト応募へのご協力、また、あまりウェブでこうした情報を確認されない飼い主の方たちへの情報の拡散のご協力をお願いします。


※農林水産大臣が指定する狂犬病清浄国・地域は、2013年の段階で、日本以外にはアイスランド、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー諸島、ハワイ、グアムのわずか6ヵ国のみです。
http://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/rabies-free.html

※世界保健機関は「2030年までに狂犬病による死亡者ゼロ」という目標を掲げ、2015年12月より、この目標に向けた取り組みが開始されました。
http://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2017/03271105.html