「とやまウォーキングファンドキャンペーン」の結果報告。猫用ケージと犬・猫用フードのご寄付のお礼

(「とやまウォーキングファンドキャンペーン」のフライヤー)。
(「とやまウォーキングファンドキャンペーン」のフライヤー)。

ピース・アニマルズ・ホームの公式インスタグラムでお伝えしておりますが(1.2)、富山県から猫用3段ケージ6台と、犬・猫用のフードをいただきました。このご寄付は、2021年11月1日から30日に行われた富山県が実施した「とやまウォーキングファンドキャンペーン」に基づくものです。2021年11月の「WE LOVE ANIMAL」では、富山県厚生部健康対策室健康課の新田祐介さんをゲストにお迎えして、この企画・キャンペーンについてお話しいただきました。

 

「とやまウォーキングファンドキャンペーン」とは新田さんのお言葉をそのまま引用すると、「事業への参加を通じて、ウォーキングが自分の健康だけではなく、地域の貢献にもつながるという新しい事業」で、「参加者全員で3億歩を目指して歩いていただいて、歩数の結果に応じてピース・アニマルズ・ホームのような動物愛護団体への保護飼育物資の寄付などを実施」するというものです。

 

富山県民の健康寿命をのばすことを目的として制作された富山県の「県公式スマートフォンアプリ」である「元気とやまかがやきウォーク」(歩数計アプリ)をスマートフォンにインストールし、ミッションの設定などを行い、ウォーキングを行うと、参加者の11月30日までの総歩数に応じて、「子ども食堂への飲食料の寄付」「社会福祉施設へ県産材ベンチの寄付」「動物愛護団体に保護動物の飼育物資を寄付」という取り組みを県が行います。

参加者が達成した総歩数が1億歩であれば上記の取り組みが1つ、2億歩であれば2つ、3億歩であれば3つすべての取り組みがなされます。

 

このキャンペーンの背景として、富山県民の運動不足傾向が指摘されています。このキャンペーンに関する富山県の報道発表「『とやまウォーキングファンドキャンペーン』参加者募集!」では、富山県民の1日の歩数は少なく、「日常的に運動を行っている者の割合が全国ワースト2位」であると述べられています。

都道府県別のみなさんの日々の運動量や歩数などについては様々な調査があり、富山県が中程度にランキングされるものもあります。しかし、富山県民の運動不足については、たとえば全国健康保険協会富山支部が「令和元年度健診データ」をもとに、「令和元年度の健診結果において、当支部の加入者における運動習慣は全国ワースト3位、睡眠習慣は全国ワースト1位でした」と警鐘を鳴らし、睡眠習慣とともに運動習慣を改善するように「周知用リーフレット」を制作されており、富山県民は留意すべき事柄であるように思われます。

 

このキャンペーンの結果報告は「とやまウォーキングファンドキャンペーン」の公式ページでなされていますが、2021年11月30日までの総歩数は「440,969,293 歩」となり、上記3つすべての取り組みがなされました。

ピース・アニマルズ・ホームは猫用ケージと犬・猫用のフードのご寄付をいただきました。

こうした取り組みを企画・実行した富山県、キャンペーンに参加された皆さん、キャンペーンに協賛された企業の皆さんにお礼申し上げます。

 

なお、キャンペーン達成の際に行われる事業の一つに「子ども食堂への飲食料の寄付」があげられ、今回のキャンペーンの結果、「子ども食堂11箇所へ 富富富・お菓子の寄付」がなされています。

富山県のウェブサイトには「富山県内のこども食堂MAP」が設けられており、そこでは市区町村ごとの子ども食堂の場所・開催日・連絡先などが掲載されています。

子ども食堂がなさっておられる活動は、私たちが行っている動物愛護活動とは直接的には関わるものではありませんが、地域を支えるとても大切な取り組みであり、このキャンペーンで取り上げられている社会福祉施設の活動も重要なものです。

こうしたキャンペーンをきっかけとして、社会を支える様々な取り組みへの皆さんの関心や理解、支援活動などへの参加意欲なども高まってゆけばよいと考えています。